私達の学校の目的は、育ちや環境に関係なく生徒さん達が自立してちゃんとご飯が食べれて、家庭を持って幸せになってくれる事です。


カンボジア人(クメール人)はとてもおおらかで、優しく、人懐っこい性格です。だから日本人とはすぐに仲良くなれると思います。でも、それが友達なら大丈夫ですが、仕事のパートナーやスタッフになると話が違います。


例えば、カンボジア人は目を合わせて話すのが苦手です。逆にカンボジアの習慣では失礼に当たり、時にはそれでケンカになる事だってあります。日本の習慣においては、人と話す時は相手の目を見て話しなさいと言われた事があると思います。もし、何も知らないカンボジア人が言葉だけを勉強して日本人と仕事をしたらどうなりますか?悪気なく目をそらして話をした事で、日本人に怒られると訳がわかりません。またカンボジアの習慣を知らない日本人だと、カンボジア人はダメな人間だと誤解を生んでしまいます。

せっかく日本語を勉強して日本人と働けたとしても、お互いがお互いの習慣をわかってないと、うまく付き合うのは非常に難しく、時間も必要になります。実際、私もカンボジアに住み始めて習慣や考え方の違いで失敗の連続ですが、日本語学校を運営する責任者として、日々プラスで考えてきました。その経験を生かし、今は日本人の習慣や考え方を伝えながら、生徒さん達に日本語を教えています。


日本人とカンボジア人、お互いに習慣や考え方、マナーやルールが理解できたとしたら、きっとカンボジア人は日本人にとって最強のパートナーとなります。これからも私達の学校を応援して下さい!